Free!1話「再会のスターティングブロック！」
- 最近ネット配信で見られる場所が増えたからか初見の人も増えてきて、初見の叫びを目にする機会が何度かあった。これを機に私も言葉にしたいと思い立ち、Free!の感想を書くことにした。
- 今まで感想という感想は書いたことがない。というのも、私がリアタイしていたのは1期の4話からで、展開に情緒がついていかなすぎて実況ツイートしかする余裕がなかったんだよね。当時のツイートを貼り付けるのも臨場感があって良いと思うけど、月日が経ったし、いろいろあったので、ひとまず思うがままに書きます。よろしくお願いします。
- 水は生きている、から始まる遙の水に関する論文、まんま人間付き合いのことに聞こえる。感覚は疑わず、自分を信じて、周りに抗わず、周りを受け入れ、互いの存在を認め合う、ってそうじゃん。2期と3期で見たよ。
- タイムにも勝ち負けにもこだわらないって言ってるわりに後ろから凛が追いつきかけたら加速する遙、負けず嫌いだとわかって良い。後の「水の中じゃ自分が一番だと思ってんだろ」を彷彿とさせる描写で好き。
- ろくに話したこともないのに気さくに「噂通り速いな、タイムは？」と話しかける凛と、ろくに話したことがないからそっけなく「タイムに興味はない」と突っぱねる遙。この対比。もっというと一人の凛と三人の遙の対比。後に凛が「リレーじゃなきゃ駄目なんだ」と4枚の葉っぱを握り締めるシーンにも表れてるよね？めちゃくちゃ良い。
- 「あ〜早くただの人になりてえ」からの水面に桜の花びらはやばいでしょ。ここ冗談抜きで100回は見たけど、何回見てもボルテージ最高潮になっちゃう。良すぎて。
- 今更だけど、OP終わった後、真琴は自宅じゃない場所から走ってくるけど、なんでなんだろう。気にしたことがなかった。どこかに書いてたかな。蘭と蓮を送ってたのか？真琴は何やってても違和感ないから今の今まで気付かなかった。
- もしかしてあれかな？普通に先に登校してて通学路を歩いてたけど、そういえばハル新しいクラス知らない！って気付いて慌てて引き返してきたのかもしれん。真相知ってる人がいたらソース含めて教えてください・・・
- 渚、どんな気持ちで岩鳶高校に入学してきたんだろう。どんな気持ちで親を説得して受験したのかな・・・と感じ入ってしまう。渚、本当にありがとう。渚もいろいろあったのに、遙や真琴の前で変わらない明るい姿を見せてくれること、もはやFree!の誇りだよ。ありがとう。ていうか誕生日おめでとう。
- でもプールあるよ？のとこ、真琴、遙の扱い方うまいよな。遙のプロ。水がないの知ってるくせに。演技派だよ。
- この頃の遙すごいつっけんどんで良い。嫌だ！行かない！しない！連発で良い。閉じてますね。
- 遙も「いつまでも子供じゃない」って言ってるな。凛と喧嘩別れして競泳やめてからずっと自分に言い聞かせてたんだろうな。もう今から10話を想像して胸が苦しくなってくる。
- オーストラリアって外国の？という真琴のセリフ、面白すぎる。たぶんFree!で1番面白いんじゃないかな？
- 遙と凛の対比だよな。でも見てる方向や立ってる場所や取る手段が違うだけで求めてる景色は同じだと思うけどな。当人がそれに気付かないから面白いんだな。
- 凛が登場するときのブギヨーブギヨー聞くと外人4コマの4コマ目になる。幻のBGMでしょ。
- 帽子を外した凛、すーごい不機嫌そうな顔してるけど、絶対心からの表情じゃないよね。取り繕ってる感じしない？まさかここ数日通ってた？近所の噂になるほど泣いてた？それを隠そうとしてるからそんな突き放した表情に？と邪推してしまった。だって凛はすぐ泣いちまうから・・・
- ここの売り言葉に買い言葉で勝負を受ける遙ものすごい違和感ある。遙がここまで好戦的なことってあまりなくない？数時間前までは何でもかんでも嫌だ！やらない！って頑なだったのに、返事もせず臨戦態勢になっちゃってるじゃん。しかも立ち位置と凛の来いよジェスチャーからいって、凛の後ろを付いていけばいいものを、隣に並んで歩いてるって、どんだけ勝負に前のめりなのよ。それもこれも凛のせい。このFree!ってアニメ大体のことは凛のせいですから。すべての元凶、罪深い男・・・・・
- ここ、1話が始まってずっと無気力で閉じこもっていた遙に訪れる変化のイベントで、これを起点に遙が変わっていき、それに応じてストーリーが進むのがわかって超〜面白い。脱衣の演出もかっこよくて好き。
- 水のないプール。めちゃくちゃ最高。心象風景だよ。めちゃくちゃ良いよな。
- 「夢・・・か」にはいくつか意味があると思っていて、①思い出のトロフィーをこんなもん扱いされた衝撃を夢だと思いたかった、②あまりに運命的な再会すぎて自分の都合のいい夢かと思った、③昼食後の昼寝で本当に昨日の出来事が夢に出てきて思わず呟いちゃった、以上どうですか？
- 凛というライバルが遙の闘争心に火を付けるのは小学生時代も高校時代も変わらないんだよな。一貫してる。いわゆる「ハートに火を付けて」だよ。
- 遙がピンポン聞いて無視するシーン、論理的だよな。真琴なら無視しても裏口から入ってくるし、宅配便もないはずだし、知り合いなら外から声が掛かるはずだから、知らない人だめんどくさい無視しよう、という思考回路がよくわかる。まあ普通に一秒でも長く水の中にいたいだけかもしれないけど。
- 「凛に会いたくないの？」「昨日会ったろ」ここの真琴、会いたくないとは言わないんだ、と内心では思ってそう。
- 鮫柄への電車で窓の外の夕陽を見て、鮫柄に着く頃には空が凛の髪みたいな色に変わってるとこ、描写として良すぎる。
- 「泳げるからって連れてきたのは真琴だろ」このセリフ、遙のセリフで五本指に入るくらい好き。面白すぎる。ビックリマーク5個くらい付いてるよね？そんなに勢いよく真琴に詰め寄る？面白すぎる、本当に。
- 凛が来たの、もう絶対に真琴のくっそでかい象が落ちたような爆音のせいだよな、と思うと笑いがこみ上げる。
- まあマジレスすると今日は練習に参加できなかったしプールちょっと寄りてえな、でも無断で入んのもな・・・と近くを通ったら象の落ちる音が聞こえて（これは冗談です。本当は遙の泳ぐ気配を感じ取ったと思ってます）慌てて駆けつけたんだろうな。
- それか岩鳶SCに不法侵入していたのがバレて教師に説教されて罰掃除とかを言い渡されていたからこの時間まで制服のままだったという説もあるよね。で寮まで帰る途中だったのに急に象の落ちる音＆サバのニオイが的な・・・
- 昨夜の凛みたいな気だるさなら、プールの3人を無視してその場から去っちゃいそうなのに、帰れ！ってわざわざ言うとこ、良い。象が落ちる音は別として、遙が泳ぐ気配を感じて来たら、ここにいるはずのない遙が本当にいたから自分でもコントロールできないレベルで熱くなっちゃったのかな。
- 前髪から雫を輝かせながら「あのときの景色、もう一度見せてくれ」って言う遙、七瀬部長並みにキラキラで面白い。
- 頻出単語「景色」つまりFree!1期のテーマと言えるよね。前述した内容だけど、結果的に遙も凛も思い描く景色（＝プロの競泳選手）は同じなんだよね。でも遙も凛も今はそれどころじゃなくて、前を向けていない状態。だから、まっすぐ前を向けるようになる、が1期のテーマだと思っています。
- 夢の実現を目指そう、じゃなくて、夢を考えられるようになろう、夢に対して向き合えるようになろう、夢の実現を目指そうと思えるようになろうって感じ。かなり柔らかいテーマだよね。だから、そっぽ向いたり、背を向けたり、立ち止まったり、後ろに下がったりはするけれど、いろんな心情を抱えながら前へ進む過程を見せてくれるストーリーだと思います。Free!は。
- ていうかOPは凛視点、EDは遙視点だよね。視点というか、持たざる者（＝求める者）は誰だ？という基準で見たときの話だけど、普通は逆じゃない？OPで主人公視点、EDにライバル視点じゃないんだ。変わってるなーと思った。
- 松岡凛のCV、松岡凛じゃないんだ、と毎回思う。宮野とかいう次元じゃない。凛がアフレコしてるようにしか聞こえない。
- エンドカード。良すぎる。ずっと見ていたい。
- 次は2話。書けたら書きます。
